2008.07.22 Tue
たてのい わくわく山廃純米 中取り生原酒19BY

「たてのい わくわく山廃純米 中取り生原酒」
秋田県のお酒です。
「舘の井」を醸す沼舘酒造の中でも、現時点でのベストを尽くしている商品として蔵から送り出される特別銘柄の「たてのい」シリーズ。
・・・なんですが、残念ながら今年の6月下旬、醸造元の沼舘酒造が廃業されてしまいました。
5月頃からネット上でも廃業?みたいな話がちらほら見受けられ、以前呑んだ「たてのい」が美味しかった記憶があるので、手に入らなくなる前にと、取扱店のたかりょうさんとこで厚かましくも取り置きしといてもらったうちの一本。
ありがとさんだし!
今後はもう飲めなくなるので、じっくり味わって呑みたいと思います。
香りはおだやか。
山廃らしからぬ、優しくやわらかい味わい。
がっしり骨太の押しの強いのをイメージして呑むと、不意打ちを食らう味。
しかし、これが旨いのです。
盃に残ったのを思わず『じゅじゅじゅ』っとすすりたくなる旨味。
とろりとした口当たりで、初めに酸味→すぐに旨味と甘味→最後は辛味へと、スーっとブレ無く水平移動するように変化。余韻に爽やかな旨味が残ります。
じんわりと変化して行くのではなく、スススーと舌の上で素早く変化して行き面白い。
おだやか&マイルドながら旨味は十分過ぎるほどで、瑞々しい酸味が新酒時のフレッシュさを残しています。
山廃ですから、やはり燗も試してみたい。
冷やでは山廃らしからぬ優しい酒でしたが、燗をつけると香り芳ばしく、旨味・酸味がどーんと増し山廃らしさが出てきます。こちらも美味しいです。
しかし、全体の優しい印象は変わらず、むしろ濃過ぎない強過ぎない心地良い旨味があり飲み過ぎる〜。
冷やで爽やかな旨味を味わうも良し、燗でほっこり米の旨味を味わうも良し。
●酒造会社:沼舘酒造株式会社(秋田県横手市雄物川町)
創業:大正9年 (1920)
●原材料:米、米麹
●原料米:秋田酒こまち
●精米歩合:60%
●使用酵母:協会10号
●アルコール度数:16.8%
●日本酒度 : +6.0
●酸度 : 1.7
●アミノ酸度 : 0.8
●杜氏 : 高階 長一郎
●出荷年月:2008年4月
●価格:1.8L/\2,700- 720ml/\1.350-
個人的お好み度:★★★★☆

この日はつぶ貝とカレイ、キノコ炒めなど。
さてこのお酒、名前に「わくわく」とありますが、蔵元さんの説明によると
「この酒の本来の魅力は秋口以降にあると考えておりますので、生の新酒は少量だけの限定発売とさせていただきます。しっかり熟成したこの酒の未来を「わくわく」と楽しみにしながら、新酒をみていただければ幸いです。」とのことです。
このままでも十分美味しいのに、さらに良くなるのか。
といっても廃業されたので、熟成したのは呑めませんよね?
このように廃業されたらタンクの酒はどうなるのでしょう?
とりあえず残り4号になったところで小瓶に移し替え、冷蔵庫で熟成してみようと思います。
・・・が、美味しいのでついつい飲み過ぎてしまい、気付くと残り3合くらいに。
あぶないあぶない。
とりあえず、これだけを秋まで「わくわく」しながら置いときます。
人気ブログランキングへ| 純米・特別純米 | 20:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑




ナンチャッテ












ポッ

蛙のケロケロ鳴く声が日増しに大きくなり、もう春も終わりだな〜とか思いながら晩酌しております。







