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奥丹波の酒蔵をハシゴする旅

丹波の酒蔵 08

この前のお出掛けの際、子どもの遊び延長により酒蔵に寄れなかった悔しさの反動か、無性に酒蔵に行きたくなり・・・
今度は阻止されないよう、子どものいない平日休みに丹波の酒蔵巡りしてきました。
毎度のいきなり思いつき行動です。

兵庫県丹波市、旧丹波国の北西部、奥丹波と言われる地帯です。
ノミ家から車で1時間半〜2時間ほどの距離ですが、実は人生で一度も足を踏み入れたことの無いゾーンです。

注)アルコール分80%くらいの記事です


■西山酒造場

丹波の酒蔵 02
まずは「小鼓(こつづみ こづつみじゃないぞ)」醸造元の西山酒造場さん。
丹波市の中では一番大きな蔵です。

創業は、嘉永2年(1849年)。
当初は「国礎」という酒名でしたが、俳句に傾倒した三代目社長 西山泊雲(本名:西山亮三)が、俳人・高浜虚子の高弟であったことから、虚子に「ここに美酒あり、名づけて小鼓といふ」と詠われ、「小鼓」となったそうです。
以来、多くの文人・歌人とゆかりのある酒となりました。



丹波の酒蔵 03

いきなり飛び込みで行ったのに、こんな案内図と共に敷地内をぐるっと案内していただきました。
 ↓
小鼓Map



丹波の酒蔵 04
スタート地点。
こちらの碑には「解憂境(かいゆうきょう)」と彫られてます。
これより先は憂いを解く桃源郷・・・

三国志の曹操の詩『短歌行』の一節よりの由来。

  何以解憂 何を以て憂いを解かん   
  唯有杜康 唯だ杜康有るのみ

「この憂いを何をもって解き放てましょう? それは酒のみですよ。」みたいな。
※杜康(とこう):古代中国で初めて酒を造ったとされる伝説上の人物。酒の神とされる。転じて杜康=酒の意。
杜氏という名前も杜康からとったという説もある。




丹波の酒蔵 05
「天鼓蔵」
こちらは清酒を仕込む蔵とのことです。
この特徴的な字は、芸術家 綿貫宏介氏によるもの。
「小鼓」のラベルも全て綿貫氏のデザインによるものです。


丹波の酒蔵 06 丹波の酒蔵 07
敷地内のあちこちに詩や俳句の碑が。



丹波の酒蔵 09 丹波の酒蔵 10
洗米を待つ五百万石。
仕込みは始まったばかりです。



丹波の酒蔵 11
こちらは「三鼓蔵」。
貯蔵庫でしたっけ?リキュール類を造ってるところだったかな??(^^;)
西山酒造さんは、清酒の他、焼酎、リキュール、グラッパなども造られてます。
古っぽいようですが1990年代に建てられた比較的新しい建物。


丹波の酒蔵 12
こっちは本当に古い100年以上前の建物です。
今は倉庫になってるようです。


丹波の酒蔵 13
突如現れる苔むした門と旧い家屋。



丹波の酒蔵 14 丹波の酒蔵 15
「三三庵」(ささあん)と名付けられた木造平屋建てで、洋間を持つ和洋折衷の数寄屋風建築。
昭和16年(1941年)に建築家「赤松修」氏の設計により建てられたもの。
登録有形文化財で、現在はイベント時に使われたりするそうです。
「三々(ささ)」とは古来の酒の異名。


丹波の酒蔵 16
敷地内の「護美箱」にも綿貫氏の文字が。


丹波の酒蔵 17 丹波の酒蔵 18
今は使われていない旧井戸も綺麗にして祀られています。

現在は同敷地内の別井戸を使用。(写真撮ってな〜い)
「美味しんぼ」でも紹介された、竹田川の伏流水が湧く『椿寿天湶(ちんじゅてんせん)』と名付けられた井戸水。
山岡士郎曰く「口に含んだ時のふくよかな旨みが、いったん飲み込むと、驚くほど早くすっきりと消える、実にいさぎよい味だ」だそうです。
実際、こちらのお酒、まさにそんな味です。



丹波の酒蔵 01
続きまして表の通りから見た主屋。
明治24年(1891年)頃の建築。
こちらも塀と建物が有形文化財に登録されています。



丹波の酒蔵 19 丹波の酒蔵 20
2階は文人墨客が集うサロンだったそうです。
現在は表からは入れなくなってます。
改修して



丹波の酒蔵 22 丹波の酒蔵 21
玄関の脇には、酒名の元になった虚子の句が碑が。


丹波の酒蔵 23
中はこんな様子。
囲炉裏のある和室や


丹波の酒蔵 30
モダンな洋間も。


丹波の酒蔵 31

丹波の酒蔵 26

丹波の酒蔵 35 丹波の酒蔵 36

丹波の酒蔵 32
虚子直筆の「小鼓」の書。



丹波の酒蔵 24
そして、像さんがたくさんいます。

丹波の酒蔵 25
こっちにも像さん。

丹波の酒蔵 34
外にも。

これは、中国で縁起の良い数字「三」にあやかり、西山家では代々名前に「三」を付けるようになったそうで、「三(ぞう)」を「像」になぞらえ、小鼓のシンボル・守り神となってるそうです。



丹波の酒蔵 33
という感じで突然の訪問にも関わらず、お忙しい中わざわざ案内までしていただきありがとうございました。



●株式会社西山酒造場
〒669-4302 兵庫県丹波市市島町中竹田1171
電話:0795-86-0331 Fax:0795-86-0202
創業:嘉永2年(1849年)
代表者:西山周三
代表銘柄:『小鼓』
定休日:事務所は土日祝休み
ホームページ http://www.kotsuzumi.co.jp/


大きな地図で見る







■中大槻酒造場

丹波の酒蔵 37
続いて、西山酒造さんから200〜300メートル。
車が出会うのも困難な細い旧街道沿いにある「玉つるぎ」醸造元「中大槻酒造場」さんへ。


丹波の酒蔵 39
一見、普通の旧民家風なので、玄関先の酒林と酒樽を見逃すと通り過ぎそうになる。



丹波の酒蔵 41
こっちも「三」が!
関係ないと思いますが(^^;)


丹波の酒蔵 100
創業は明治5年(1872年)。
現当主で四代目。
丹波産の山田錦を盤座(いわくら)山の伏流水で仕込むとあります。
どこの山だろう??
後で地図を見ましたがよく分かりません。


丹波の酒蔵 43
酒名の「玉つるぎ」は、「玉のようなまろやかさと剣のような冴えとキレ味の酒」という意味を込めて命名。


丹波の酒蔵 42 丹波の酒蔵 45
仕込み作業中でしたのにご主人に出てきていただき、ちょこっとお話を伺いました。
お邪魔してすみません。
自分ちの方では全く見かけないお酒です。
ほとんど地元消費とのこと。
でも、時々こうして京阪神方面から買いにきてくれる人もいるんですよ〜って嬉しそうに話されてました。



●中大槻酒造場
〒669-4302 兵庫県丹波市市島町中竹田908-1
電話:0795-86-0003 Fax:0795-86-1125
創業:明治5年(1872年)
代表者:大槻昭
代表銘柄:『玉つるぎ』
営業時間:8:00〜19:00
定休日:特に無し
ホームページ:なし


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丹波の酒蔵 46
せっかくですから、ちょっと紅葉も見に。
西山酒造場、中大槻酒造場さんからほど近く。
「正法山石像禅寺」曹洞宗のお寺です。


丹波の酒蔵 47
山門前の紅葉トンネルが見頃でした。



丹波の酒蔵 51
酒蔵に寄ったばかりですが「不許葷酒入山門」の立て札を横目に中に入ると手入れされた綺麗な石庭が。
四神を形どった石が「四神相応の庭」です。
京都・東福寺の方丈庭園等でも知られる、作庭家「重森三玲氏」によって造られたものです。
お酒つながりですと「松尾大社」の松風苑も氏の作庭です。
(松尾大社のブログ記事→コチラ

お寺って、田舎だと子どもの遊び場になってたりしますけど、自由に出入り出来るこの庭大丈夫なんでしょうか。
絶好の遊び場になりそう。
それとも最近の子どもはお寺で遊ばない??



丹波の酒蔵 52
多分、青龍。

丹波の酒蔵 53
多分、朱雀。

丹波の酒蔵 54
多分、白虎。

丹波の酒蔵 55
間違いなく、玄武。


丹波の酒蔵 56 丹波の酒蔵 57

丹波の酒蔵 58 丹波の酒蔵 60
右下のは「雲海の庭」
高浜虚子父子の句碑があります。
西山酒造場さんからも近く、虚子も来山。
短冊や襖絵に作品が残ってるそうです。



丹波の酒蔵 59 丹波の酒蔵 61
裏には池庭もあります。
こちらは見頃が少し先のようでした。

また裏山には「盤座(いわくら:信仰の対象となる岩)」が見えます。
中大槻酒造さんの「盤座山の伏流水」とはこの山のことだったのかな?






丹波の酒蔵 62
「そばんち」で昼食。
これはまた後日。






■山名酒造


丹波の酒蔵 63
続きまして「奥丹波」醸造元、「山名酒造」さんへ。
こちらは割と新しく建てられたっぽい事務所兼直売所みたいなとこです。


丹波の酒蔵 64
創業は享保元年(1716年)と古く、約300年の歴史のある蔵です。
現当主で十一代目。
蔵内から湧き出る神池寺山伏流の天然水と地元丹波産の酒米で仕込まれます。
規模は300石ほどとのこと。

昔ながらの和釜に甑による手造りの酒にこだわる一方、蔵の近くの休耕地に太陽光パネルを設置し使用電力の一部を賄ってるそうで、古きを守りつつも新しきは取り入れるって感じですね。



丹波の酒蔵 65
入り口の門柱に「山名酒造」と並んで「ロック製作所」なる文字が。
ここの蔵元もROCKな人なのか!?
と、聞いてみますと、以前蔵の敷地を貸していた会社だそうで、そのまま残ってるだけでした。



丹波の酒蔵 66 丹波の酒蔵 67

丹波の酒蔵 68 丹波の酒蔵 69

丹波の酒蔵 70
見本瓶が並んでます。
冷蔵庫の空き具合を計算しつつ、どれにするか悩んでると「うちの酒はそんなヤワじゃないんで常温で大丈夫!」
と、下の磨りガラスの戸棚から酒が出てきました。




丹波の酒蔵 71
かつての「ロック製作所」跡。
何を作ってたんでしょう??


丹波の酒蔵 72
こっちが酒蔵。
大通りから見える姿は酒蔵っぽくない建物なので、先の画像にあった事務所の建物がなければ気付かず通り過ぎること間違い無し。
裏手というか昔の玄関側?は酒蔵らしい建物のようです。


丹波の酒蔵 73
仕込みに使われる神池寺山伏流水の井戸。
これは蔵の南東方向にある「妙高山」と分かりました。



●山名酒造株式会社
〒669-4322 兵庫県丹波市市島町上田211
電話:0795-85-0015 Fax:0795-85-0291
創業:享保元年(1716年)
代表者:山名純吾
代表銘柄:『奥丹波』
営業時間:9:00〜17:00
定休日:1月1〜3日
ホームページ:http://www.okutamba.co.jp/


大きな地図で見る







■鴨庄酒造

丹波の酒蔵 74
続いて「」醸造元「鴨庄(かものしょう)酒造」さんへ。
先の三蔵が街道沿いにあったのに対し、こちらの鴨庄酒造さんは少し山手へ入ったところにあります。
昼食を食べた「そばんち」のご主人さんに聞いてみましたら「やってるかな〜?」とのことでしたが、取り合えず来てみました。



丹波の酒蔵 75
創業は慶応3年(1867年)。
現当主で4代目で、主銘柄は「花鳥末廣(かちょうすえひろ)」。
他に地元の農家さんのコシヒカリで造った「百人一酒」など。

人の気配は無く、扉も鍵がかかってました。


丹波の酒蔵 77
まだ造りが始まってないのかな〜。
ま、いいです。
前で写真撮るのも目的だったので。


●鴨庄酒造株式会社
〒669-4317 兵庫県丹波市市島町上牧661-1
電話:0795-85-0488 Fax:0795-85-0488
創業:慶応3年(1867年)
代表者:荻野信人
代表銘柄:『花鳥末廣』
営業時間:?
定休日:?
ホームページ:なし


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丹波の酒蔵 78
という感じで、駆け足で四蔵ハシゴしてきました。
本当は丹波市内にもう一蔵「打田酒造」さんがあるんですけど、ちょっと距離が離れてるのと、保育園のお迎え時間が迫ってる〜(汗)ので諦めて帰ってきました。
しかし、道の駅で「打田酒造」さんのお酒はしっかりGet。
写真だけ撮った「鴨圧酒造」さんのは売ってませんでした。
どこか地元の酒屋さんを捜せばあったかも知んない。


未踏の地「奥丹波」でありましたが、自然が豊かで、静かにゆっくりと時間の流れてるような、いい酒の出来そうな土地でした。
また酒を買いにふらりと行ってみたいと思います。



では、今宵も憂いを解くため「解憂境」を越えるとしますか(^^)






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| 酒蔵探訪 | 21:20 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

力作ですね~、読み応えバッチリです!
四蔵まわって、お寺さんに紅葉。
充実の1日ですね。
夜には「唯だ杜康有るのみ」だったことでしょう~♪

購入のお酒いろいろ、興味津々(*^^)v
昼食のそばんち、小瓶のそばんちも記事UP楽しみにしてます。

| 粋豚(すいとん) | 2012/11/30 22:47 | URL | ≫ EDIT

楽しかったでしょうな。酒蔵巡りに寺と。
でも、西山酒造以外は初めて知りました。まだまだ隠れた銘酒が有るんですな。

「杜康」は中国の伝説上の人物の名前か・・・麦焼酎の名前で知ってたけど。
曹操の詩の碑も有るか。三国志好きの僕は気に成るな。

| エクスプロイダー | 2012/11/30 23:02 | URL | ≫ EDIT

前回阻止されたのが相当悔しかったのですね~( ̄m ̄* )ムフッ♪
それにしても廻りましたね~。圧巻です。
丹波のお酒は呑んだことがないので楽しみです。え?

| OIRAn | 2012/12/01 11:22 | URL | ≫ EDIT

>粋豚さん

駆け足で回りましたので結構バタバタとした行程でしたが、満足度の高いお出掛けでした(^^)
今回買ったうち、二蔵は初めて呑むので楽しみです!
って実はもう呑み終わってたりしますが。

そばんちは半ば押し売り!?

| ノミ太蔵 | 2012/12/01 13:10 | URL | ≫ EDIT

>エクスプロイダーさん

興味のない人には実にツマラナイようで・・・。
嫁さんも休みだったので一緒に行ったのですが、二蔵目からは車から降りもしませんでした(笑

エクスプロイダーさん、三国志好きですか。
ノミ太蔵は漫画とゲーム位しか知りませんが張遼が好きです。なぜかは分かりません(笑

| ノミ太蔵 | 2012/12/01 13:32 | URL | ≫ EDIT

>OIRAnさん

悔しかったですね〜。
幾晩、悔し涙で枕を濡らしたことか。
すでに3本空いてしまいました。
早く呑みにこないと無くなりますよ。

| ノミ太蔵 | 2012/12/01 13:38 | URL | ≫ EDIT

いやいや、素晴らしい!
すごい行動力ですね~。
紅葉がキレイですね~、行ってみたいっす。
「そばんち」、ず~も楽しみにしてます!

| dians | 2012/12/02 09:13 | URL | ≫ EDIT

>diansさん

悔しさはバネになりますね(笑
場所だけチェックして出かけたので、計画的なようで行き当たりばったりのお出かけでした。
そばんち、そんなに大した内容では・・・汗

| ノミ太蔵 | 2012/12/02 13:06 | URL | ≫ EDIT

歴史もしっかり押さえつつ
この蔵を1日で回られるとは。。。
恐れ入りました^^

情熱が感じられますね。

| 嘘 | 2012/12/03 11:47 | URL | ≫ EDIT

>嘘さん

全部近いんですよ〜。
四蔵とも4〜5km圏内です。
ホントはもう少しゆっくり回れれば良かったんですけど、それはそれでお邪魔ですしね〜。

| ノミ太蔵 | 2012/12/04 12:05 | URL | ≫ EDIT















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